ライブドアブログからWordPressへ移行!無料ブログ→仮環境→本環境への手順まとめ
はてなブログからライブドアブログへ移転させたブログを、今度はWordPressへ移転させました。WordPressはローカル環境でカスタマイズしてから、仮環境へ、仮環境から本番環境へアップロードする手順で移行を行いました。手順について備忘を兼ねて残しておきます。
やったことと手順は以下のとおり
1 WordPressをローカル環境へインストール
1-1 Xamppのインストール
2 ライブドアブログからローカル環境WordPressへデータ移行
2-1 記事データのエクスポート
2-2 WordPressへインポート
2-3 記事データの取得
2-4 リンクの書き換え
3 WordPressをレンタルサーバーの仮環境へアップロード
3-1 テスト用のサブドメインを設定
3-2 WordPressのインストール
3-3 SQLデータ(記事)の移行
3-4 記事内URLの変更
4 仮環境から本番環境へ
4-1ネームサーバの切り替え
WordPressをローカル環境へインストール
WordPressはテンプレートをインストールして、カスタマイズせずに使いはじめることも可能っちゃ可能です。
今回は、他のブログサービスからのデータインポートもありますし、ぶっつけ本番は怖い。カスタマイズもしたいと思います。
一旦ローカル環境(PCの中)にWordPressを動く環境を構築して、 データインポートのリハーサルとカスタマイズを行ってから、本番環境へアップロードすることにしました。
WordPressは通常、ウェブサーバーの中で動かします。ローカルでWordPressを動かすにはPC内に仮想ウェブサーバーのようなものを作り、その中でWordPressを動かします。
作業はWindowsマシンで行いましたので、そのためにXAMPPというソフトウェアを使います。
XAMPP Installers and Downloads for Apache Friends
XAMPPの使い方はググればたくさん良記事が出てくるので、調べてみてください。
僕は、本を読みながら設定しました。(WordPressを始めて使う時に購入したもの)
基礎からのWordPress 改訂版 (BASIC LESSON For Web Engineers)
- 作者: 高橋のり
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2015/04/18
- メディア: 大型本
- この商品を含むブログを見る
ローカルへのインストール方法は、初心者用の本ならだいたい載ってると思いますよ。
ライブドアブログからエクスポートしたデータをWordPressへインポート
移行するデータは記事データと画像。
記事のインポートは簡単ですが、画像の移行が結構厄介でした。
あとURLを変えたくなかったのでですが、今まであまり考えずにURLを生成してたので、1件ずつ修正しました。これが地味に大変だった...。
ライブドアブログから記事データのエクスポート
ライブドアブログから記事データのエクスポートをするのは無料で可能です。
昔は有料プランでなくては、エクスポート機能が使えなかったようですが、5月1日から全有料プランが無料化しました。
MT形式のテキストデータがダウンロードできます。
WordPressへMT形式のデータをインポートする
WordPressへのインポートは、プラグインを利用します。利用したプラグインはこちら「Movable Type and TypePad」!
WordPressのプラグイン新規追加画面で検索すれば、出てきます。超有名プラグインですので、すぐ見つかるかと思います。
WordPressへのインポート自体はコレで特に問題は起きませんでした。
大変だったのはここから先だ...
画像データをライブドアブログから吸い出す
ライブドアブログでアップロードしていた画像の移行はちょっとやっかい。
「GetHTMLW」というフリーソフトを使用して、サイト全体のデータを取得します。
このソフトの良いところは、フォルダ構成をそのままダウンロードしてくれること。
取得したフォルダをそのままWordPressの画像フォルダに保存することで、imgタグ内のリンクの書き換えが可能です。
記事内の画像やリンクURLを書き換え
インポートした記事データは、そのままでは使えません。記事内に挿入された画像のURLをWordPressのURLに変更します。
今回は、記事内のリンクを一斉に書き換えるプログラムを使用しました。
ライブドアブログから吐き出したデータの置換は、テキストエディタの置換機能や記事内のテキストデータを置換するプラグインを使っても良いですが、この手はあまりよろしくないようです。
WordPressでは、URLの文字数に応じたシリアル値みたいなものを持っていて、単純な置換ではそのシリアル値が書き換わらないそうです。
仮環境から本番環境へ移行する時にトラブルが発生してしまうということです。なので、シリアル値まで変更してくれるプログラムを利用しました。
参考にしたのはこちらの記事。
サーバー上の仮環境から本環境に移す際にも使用しました!
WordPressをレンタルサーバーの仮環境へアップロード
WordPressに施したカスタマイズは機会をみて別記事で。
ローカルでの作業が終わったら、レンタルサーバー上に仮環境を作って、アップロードのリハーサルを行いました。サーバー上でないと確認できないこともあったので。(アドセンス等の広告とか)
ドメインの設定
レンタルサーバーはさくらを利用します。
さくらインターネットのコントロールパネルから、テスト用のサブドメインを設定しました。
WordPressのインストール
そこにさくらの用意したクイックインストール機能を使って、WordPressをインストール。(自分でアップロードするより早いので。)
作成したWordPressフォルダにFTPで必要なファイルをアップロードします。
- ローカルでカスタマイズしたテーマのファイル
- 画像データを「GetHTMLW」で取得したままの階層で
- 仮環境用のwp-config.php
SQLデータの移行
データベース内のデータも移行しました。
WordPressの記事データなどは、SQLというデータベースに格納されています。
phpMyadminを使って、ローカル環境からデータのエクスポート、仮環境へデータのインポートを行います。
ローカル環境から本番環境へ移行する前にこの作業のリハーサルを行いたかったので、良い練習になりました。
URLの書き換え
上述の方法で、仮環境のドメインに合わせて記事内のURLを書き換えました。
本環境へ切り替える
ネームサーバー側の設定を切り替えて、テスト環境を本番環境にすることもできたと思いますが、今回は別のフォルダにWordPressをインストールして、データの移行を行いました。
本番環境稼働後も、仮環境は残しておいてテストが出きればいいなと思ったからです。
- データベースの移行
- 画像URLの書き換え
- 画像ファイルやWordPressテーマのファイルなどの移行
このへんの作業は、ローカルから仮環境の段階でリハーサルできたので、そのとおりに作業出来ました。
ネームサーバの切り替え
データは移行出来ても、本番環境に使うURLはライブドアブログで公開されています。
すべての移行作業を終えて、最後にネームサーバの設定を変更して、さくらのサーバー内にあるWordPressを参照するようにします。
ドメインの取得はムームードメイン、レンタルサーバーはさくらインターネットを利用します。
いくつかの記事を参考にして、設定は完了しました。
最後に凡ミス
ネームサーバの設定も完了して、同じURLで見事にWordPressで作ったサイトが表示されました。
初日はアクセス数を減らさずに移行できていた、なにも問題無いと思っていたのですが...
検索エンジンにインデックスさせないようにするためのチェックボックスにチェックを入れたままでした。。
(仮環境で作業中にチェックを入れていた)
移行2日後からアクセスが激減して、一番アクセスを集めていた記事が検索圏外へ吹っ飛んでいました。
robots.txtを修正してから7日後にようやくほとんどの記事の検索順位が戻ってきまして、アクセスは回復中です。(それでもまだ完全には戻っていないですが...)
まとめ
やるべき作業を事前に調べ、チェックリスト化してまで望んだのですが、そのチェックリストに最後の作業が抜けていました。。。
参考にした記事や書籍に書いてなかったから...。(小声)
僕のミスが誰かの役に立てば幸いです。。