士業事務所のweb担当が学んだこと

税理士事務所に勤めるウェブ担当者が日々の業務で学んだノウハウを公開するブログです。士業事務所の集客に使えるマーケティングやウェブ制作のノウハウを実際に中で働いているからこそ分かる視点を交えてお伝えします。

はてなブログでパンくずリストを表示させる【SEO内部対策】

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SEO内部対策で有効とされるパンくずリストをはてなブログで実装する方法と、実装してからの検索数の推移について書きました。

 

SEO的にパンくずリストが重要と聞いて実装してみた

Googleのアルゴリズムの進化によって、上位表示するには、小手先のテクニックではなく、検索ユーザーにとって有益なコンテンツを多く作ることが、SEOの正攻法であり、最も効果的な方法になってきたと言われています。サイトの作り方など技術的な部分より、記事の中身の方が重要視されてきているということですね。

 

では、よりよい記事を書くこと以外に、検索エンジンに評価される術がないのかというと、そういう訳ではありません。いわゆる、内部対策と呼ばれるSEOの技術があります。検索エンジンに評価されやすくするために、サイトの作り方を整える技術です。

 

SEO内部対策といっても、「検索ユーザーが読みやすいサイトの作り=検索エンジンに評価されるサイトの作り」という構図になっていますので、ブログを読む人にとってプラスになることをやっていけばいいです。

 

この記事のテーマである「パンくずリスト」は、読む人と検索エンジンがサイトの構造を理解する手助けをするものなので、SEOの効果があります。パンくずリストを設置したからといって、劇的にアクセス数が増えるわけではありませんが、記事数が多くなればなるほど、効果が現れてくると思います。どんなSEOの施策も一つ一つは、大きな効果を生むものではないですが、それが集まると大きな効果を持つものです。(節税策も一緒ですね。)

 

しかし、パンくずリストを実装したくても、はてなブログでは公式の機能でパンくずリストを実装することができません。

 

そこで、はてなブログの達人たちのお力を借りて、パンくずリストを実装しましたので、その過程をここでシェアしたいと思います。

 

このブログだと、まだ記事数が少なくて面白く無いので、私が運営している別のはてなブログに実装してみました。

arakawa-fishing.hatenablog.com

 

パンくずリストとはどういうものか

パンくずリストという名前を始めて聞いた方のために、分かりやすい解説を引用。

  1. パンくずリストとは、ユーザーが今WEBサイト内のどの位置にいるのかを視覚的に分かりやすくするため、上位の階層となるWEBページを階層順にリストアップしてリンクを設置したリストのことを指します。 通常はコンテンツの最上部に記載されます。 例えば価格.comのように、規模が大きなサイトの階層が深いページになればなるほど、サイト内のどの位置のページを閲覧していているのかが分かりづらくなることもありますので、パンくずリストがそれをより直観的に伝えるという役割になります。

パンくずリストとは | SEO用語集:意味/解説/SEO効果など [SEO HACKS]

 

パンくずリストのSEO的な意義については、下記サイトが分かりやすかったです。

piyopiyo-blog.com

 

カテゴリーが整理されていると、検索ユーザーがどんな記事をみているのかや、どんなテーマの記事が他にあるのかが分かりやすくなります。検索エンジンも同様にカテゴリーがパンくずリストによって整理されていると、どんなサイトなのか理解がしやすくなるという訳です。

 

ただ、検索エンジンがパンくずリストを認識するためには、専用の方法でコードを書いてあげないといけません。

 

はてなブログでパンくずリストを表示させる

こちらのブログを参考に、パンくずリストを実装しました。

bulldra.hatenablog.com

 

カスタマイズの方法は、JavaScriptのスクリプトをフッターに設定して、パンくずリストを表示させたい場所(通常は記事上やヘッダーなど)のHTMLにソースコードを追記するだけです。

 

後は、カテゴリー名をこのスクリプトのルールに沿って命名してあげれば、指定した場所にパンくずリストが表示されます。

 

この方法だと、ちゃんと検索エンジンが認識できる正しいマークアップができます。すごいですね。

 

具体的なやり方やソースコードは、上記ブログを参考していただいて、補足を書いておこうと思います。

 

カテゴリーの親子階層は擬似的なもの

本来のパンくずリストは、記事のカテゴリーが階層化されている時に、今いる記事がどの階層にいるか分かりやすくするためのものです。はてなブログでは、パンくずリストが作成できないというより、カテゴリーに親子関係を付けることができません。

 

はてなブログでは1記事にいくでもカテゴリーを登録できますが、このスクリプトでは、決められた命名ルールに基いて2つのカテゴリーを擬似的に親子と認識させます。

 

「親カテゴリー」「親カテゴリー-子カテゴリー」の形です。

 

どの子カテゴリーをどの親に入れるか事前に決めて、親カテゴリー名と「-」を頭につけてやります。

 

記事には親カテゴリーと子カテゴリーの、2つのカテゴリーを登録します。

 

3つ以上登録しても、最初に登録した親カテゴリーと子カテゴリーしか認識しないようですので、注意が必要です。

 

下の画像の記事は、

親カテゴリー=「釣り具」

子カテゴリー=「釣り具-おすすめルアー」

このような2つのカテゴリーを登録してあります。

 

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すると、こうなります!

 

パンくずリスト実装後の検索流入の変化

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パンくずリストを実装した効果だけではないと思いますが、セッション数はゆるやかな右肩上がりになっています。

 

実装する前の日(3月7日)のセッション数が466で、4月6日のセッション数が624です。

 

実はこのブログは3月27日から、はてなブログからライブドアブログへとお引っ越ししまして、新規記事はライブドアブログで公開しています。(記事の移行はまだしていません。)

 

このグラフだけでは、内部対策としてのパンくずリストの効果はわかりませんが、プラスになることはあっても、マイナスになることはありませんので、未対応でしたらぜひ導入してみてください。