士業事務所のweb担当が学んだこと

税理士事務所に勤めるウェブ担当者が日々の業務で学んだノウハウを公開するブログです。士業事務所の集客に使えるマーケティングやウェブ制作のノウハウを実際に中で働いているからこそ分かる視点を交えてお伝えします。

そういえば、Googleモバイルフレンドリーアップデートでアドワーズ広告への影響ってあったの?

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SEO界隈では、モバイルフレンドリーアップデートで大騒ぎですね。リスティング広告には影響ってあったのでしょうか。もしくは将来のアップデートの可能性などが気になります。

 

モバイルフレンドリーアップデートから1週間経過。アドワーズに変化は?

モバイルフレンドリーアップデートで、スマホ対応していないウェブサイトの検索順位が下がるということですが、アドワーズの掲載順位や品質スコアに影響はあったのでしょうか。

 

アドワーズのヘルプを見てみても、特にアナウンスされていないようでしたので、影響はなさそうな気がしますが。

 

そこで、競合他社はどうかわかりませんがこちらは入札額を変えていませんので、アップデート前1週間とアップデート後1週間の平均掲載順位を比べてみました。

 

ちなみに私の管理しているサイトは、スマホ対応済です。表示位置上位のサイトにはスマホ未対応のサイトもあります。

 

左の列がアップデート後、右がアップデート前ですが...

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むしろ、掲載順位が下がってる...。けどまぁ、これは誤差の範囲でしょう。競合他社の検索順位を見てみてもいつもと大差ない様子でしたので、影響はないみたいですね。

  

モバイルフレンドリーラベルが導入される可能性大

 とりあえず、現状ではモバイルフレンドリーアップデートは、検索順位に関してのアップデートでアドワーズ広告には関係していないようです。

 

しかし、ユーザーの利便性は、品質スコアの決定要因の一つです。そして、モバイルフレンドリーアップデートはスマホユーザーが増えたため、サイト管理者にスマホ対応を促す目的のアップデートです。ユーザーの利便性のためのアップデートということですよね。

 

ということは、将来的にスマホ対応しているかどうかが品質スコアに影響する可能性は高いと思います。

 

将来の予測的なことをしてみましたが、私ごときの予測は正確さとは程遠いものがあります。将来の予測は難しいことですが、日本にいる限り簡単にできる方法があります。

 

それはアメリカを見ることだ!

 

これは流通業の考え方ですが、アメリカで起きたことは5年~8年くらいで日本でも起きているようですね。最近ではファストファッションの流行とか。IT関係だと日本に入ってくるタイミングはもっと早くなるでしょうか。

 

海外のSEO/SEM情報を知るのにいつもお世話になっているブログ、海外SEO情報ブログ - 海外のSEO対策で極めるアクセスアップ術さんでこんな記事を発見しました。

 

www.suzukikenichi.com

 

  • 広告文の横にスマホ対応を表すラベルを付けるテストを実施している
  • モバイルフレンドリーアップデートはアドワーズ広告に影響しない

ということが、書いてありました。

 

googleの中の人の言葉が引用されていましたので、信頼度のある情報ですね。

 

まとめ 影響ないと言えど、スマホ対応はやっておいた方が良い

モバイルフレンドリーアップデート関連のアドワーズ広告に直接の影響はまだないようでした。

 

というかまだ、アドワーズ広告ではスマホ対応していない場合に悪影響がないというだけで、スマホ対応していた方がユーザーの利便性がよくなり、品質スコアに良い影響があるような気もします。

 

士業のサービスは高額になりがちです。高額商品はまだまだスマホのコンバージョンが少ないといえども、スマホでの検索は増えています。

 

スマホで検索して情報収集した後、目星をつけておいたサイトをPCで開いてコンバージョンするという行動が起きていると言われています。

 

スマホユーザーの割合が30%を超えていたら、スマホ専用ページを作成しておいた方が良いのではないでしょうか。

 

30%と言えば、100人中30人ですから、結構なインパクトです。

 

スマホ専用ページを作ると、滞在時間や閲覧ページ数に明らかに良い影響がありましたので、士業でも効果はあると思います。