10秒で分かる!SEOで競合の強さを判別するもっとも簡単な方法
キーワードの選定をする時に、競争が激しく競合が強いキーワードを避けて、勝ちやすいキーワードを選ぶことができたらSEOがとても楽になります。だから競合調査は時間をかけてやるべきですが、その前段階のあたりをつける時に使える方法です。すべての気になるキーワードにたいして時間を掛けた調査が出来るわけではありませんからね!
キーワード調査の流れ
SEOは、ウェブサイトなりブログなりを作る時にページ毎にキーワードを設定して、そのキーワードで検索された時に、上位に表示されるように対策をします。
どんなキーワードを設定するかは、事前に調査をして決めます。
- 検索のボリューム
- 競合サイトの強さ
- 紹介する商品やサービスと検索ユーザーのニーズが一致しているか
この3点は必ず調査するべき項目です。
検索ボリュームと競合サイトの強さは、基本的には二律背反の関係になりますが、なるべく有利なキーワードを探すために調査をします。
有利なキーワードであっても、自身の商材とまったく関係のない事柄ですと、検索した人が満足しない=検索順位も上がりません。どんな意図で検索する言葉かも考慮してキーワードを選びます。
ここまでがざっくりとした、SEOのキーワード調査の方法です。
そして、今回はキーワード調査の中の、競合の強さを調査する方法を紹介します。
もっとも簡単な競合調査の方法
まず、競合の強さを調べたいキーワードで検索します。
そうすると、検索結果の一覧が表示されるわけですが、この画面から読み取れる情報で競合の強さを判断するのがもっとも簡単なやり方です。
見るべきポイントは、
- URL
- タイトル
この2点です。
競合が強いパターン
「SEIKO」で検索すると、セイコーウォッチの公式サイトが1位に表示されました。
まぁ、これは当然公式サイトが1位表示されるべきなのですが、検索ワードと検索結果の関連性が高く、1位に表示されているサイトが強い状況とも言えます。
ちょっと極端ですが、わかりやすい例としてこちらを元に解説します。
競合の強さを判断するにはまず、赤枠のURLをチェックします。
「https://www.seiko-watch.co.jp/」と、トップページが検索結果の1位に表示されていることが分かります。
ウェブサイトの構成上、トップページやトップページに近い上位階層のページはURLは短くなりますが、検索結果の上位にこのような短いURLのページが表示されるキーワードは競合が強い状況にあると言えます。
基本的に上位階層のページ(URLが短いページ)の方がSEOパワーが強くなるようにできています。そういったページが上位を独占しているキーワードは、競争が激しいと判断することが出来ます。
次に青枠のトップページ以外のリンクが特別に表示されている部分ですが、この表示がある=強いサイトと判断してしまってOKです。
Googleのアルゴリズムで、検索ワードとページの結びつきが特に強いと判断されるとこの表示がされるからです。
競合が弱いパターン
次は、「SEIKO プレゼント」で検索します。
複合キーワードですから、当然単品の「SEIKO」より競合サイトは弱くなり、上位表示も狙いやすくなります。
検索結果の見た目上はどのように変化したでしょうか。
先ほどと、同じように赤枠のURLをチェックします。
すると、検索上位3件のうち、2件は公式サイトのドメインではなくなりました。
そして、3つとも階層はトップページではなく下位の階層になっていることが分かります。
この点から、「SEIKO」より「SEIKO プレゼント」の方が競合が弱いということが読み取れます。
次に、青枠のサイトタイトルを確認します。
1位のタイトルに「プレゼント」は含まれていますが、もうひとつのキーワードである「SEIKO」が入っていません。
このようにサイトタイトルにキーワードが入っていないページで上位表示ができている場合、競合が弱い可能性が高いです。
理由は、検索の上位に表示させるかどうかの判断基準にキーワードがタイトルに含まれているかどうかの影響力が大きいからです。
競争の激しいキーワードになると、3位のタイトルのように検索キーワードがタイトルに含まれているサイトばかりがずらっと並んだりします。
検索結果に表示されたタイトルを眺めて、キーワードが含まれていないページが多く表示されているようでしたら、チャンスと考えられます。
判別方法まとめ
調べたいキーワードで検索
そして、サイトタイトルにキーワードが含まれているかどうかの確認。
キーワードが含まれていないページが上位表示されていたら、チャンス。
URLを確認。階層の深いURLが上位表示されていれば、チャンス。
以上が簡単な調査の方法です。
競合サイトをしらべるツールだと最近、Similarwebというサービスが注目されています。https://www.similar-web.jp/
キーワードがページに含まれていなくても、サイト自体の評価が高い場合は強い競合になりえます。
そのあたりをもっと正確に調べるのであれば、こういったツールを使うべきかと思いますが、ざっくりとキーワードの競合調査をしたい場合は、今回の方法が便利です。