士業事務所のweb担当が学んだこと

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【SEO的ビッグニュース】Yahoo!検索がSSL化!影響は検索キーワードが取得できなくなること!

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GoogleのすべてのサービスがSSL化したり、SSL化したサイトの評価を上げてSSLの導入を推奨したり、BingもSSL化したりと、世間の流れ的には時間の問題と言われてたようですが、Yahoo!もSSL化してしまいました。SSL化はユーザーとしては歓迎することですが、Web担当者としてはどういう影響があるんでしょうか。

 

「Yahoo!検索」SSL化のお知らせ

promo.search.yahoo.co.jp

 

Yahoo!から公式なお知らせが。

 

Yahoo!で検索した時のブラウザに表示されるURLが、

http://search.yahoo.co.jp/から、https://search.yahoo.co.jp/

に変わるということ。

 

よりセキュリティの高い通信方法へと世の中的に移行していますが、Yahoo!もこの流れにのりました。

 

8月18日から段階的に適用していくということです。なんだか急な話しですが...。

問題はグーグルアナリティクスで検索キーワードが見られなくなること!!

Yahoo!のアナウンスでは、アクセス解析ソフトで流入キーワードが取得できなくなるのかどうかについて言及はしていませんでした。

 

ですが、GoogleやYahoo!がSSL化したことによる影響を考えると、同じようにYahoo!の場合も検索キーワードは取得できなくなるのではないでしょうか。

 

そのことに言及されている記事もありました。

s-supporter.hatenablog.jp

 

サイトの改善を行うためにアクセス解析ソフトでどんな検索キーワードで流入があるのか確認することは、サイトを管理している人にとっては日常的にやっていることだと思います。

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ここで、確認できるやつです。

 

この画面で、(not provided)となっているのは、流入してきた検索キーワードを取得できなかったアクセスがまとまっているんです。

 

GoogleなどSSL化した検索サイトからの流入は(not provided)でまとまっています。

 

今までYahoo!検索から流入してきた検索キーワードはここで確認できていましたが、今後はnot providedになるということですね。

GoogleSearchConsoleから検索クエリは取得可能

以前から、Googleからの流入検索キーワードは、SearchConsoleから確認をしていました。今後はこちらをメインに使うしかありませんね。

 

アナリティクスと連携させることも可能です。

 

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ここです。

 

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検索キーワードに対する、クリック数だけでなく、表示回数も確認することができます。

 

問題は、Googleの検索結果のみの数値であることと、解析できるデータのタイムラグです。

 

計測されるまで2日間のタイムラグが発生します。テーマや運営方法によってはリアルタイムでキーワードを取得したい場合もあるかと思いますので、その場合は困りますね。

 

8/20 追記:

なぜかまだ私の環境だとSSL化されたことが確認できないのですが、世の中の多くの人は18日当日の16時頃からSSLになっていったようですね。

 

注目されていた流入キーワードの件ですが、やはり取得できないようです。

 

それだけでなく、グーグルアナリティクスでオーガニック検索としてではなく、リファラル(参照)扱いになっているとのこと。

2015年8月18日の時点で、結論としては、ヤフー検索のSSL化が行われ、これまでorganic経由参照元yahooキーワードxxxだったものが、リファラル経由参照元search.yahoo.co.jpキーワード(not set)になった、ということでした。

Yahoo!検索結果が歴史的変化を遂げた8月18日を忘れない

 

フィルタリングすることによってオーガニック検索扱いに書き換えることも可能だと思いますが、このYahoo!側の仕様もまだ変更される可能性もありますので、しばらく様子見が良さそうです。

 

また、not providedをランディングしたページのタイトルに上書きする方法もあります。

espa.hida-ch.com

 

この方法を使えば、SearchConsoleのクエリと合わせることで、アクセスを集めているキーワードが見えてきそうです。

 

Yahoo!検索がnot providedで計測されるようになったら試してみようと思います。